チベットには世界中で高く評価されている精神文明が栄えていた一方で、人間社会につきものの悪徳もしっかり栄えており、これこそがまさにチベットの亡国の原因の一つとなったのである。国を失った今もなお権力闘争をやめないチベット人たちが、チベット社会の悪しき側面の現れであるとするならば、国を失ってもなお菩薩行をつらぬき、その民を導き続け、さらにはチベットを弾圧する中国に対しても祈りを捧げるダライ・ラマは、チベット社会の徳高き側面の現れといえよう。今まで語られなかった現代チベット史の光と陰!ダライ・ラマ13世の死から14世の現在までを克明に描く本格的な歴史ノンフィクション。
内容(「MARC」データベースより)
父母の実像、家族の運命、権力と暗殺、抵抗と独立…。20世紀を通じてチベットが歩んできた苦難の道を、ダライ・ラマ14世を中心に描く。神秘のベールに包まれたチベット仏教を背景として、現代チベット史の光と陰に迫る。
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genre : 本・雑誌